【書籍】自分の時間を取り戻そう – ちきりん

思わず本屋で読んでみて衝撃を受けた。

「生産性」の意味が初めて分かったからだ。

それは「社会全体が生産性の高いほうにシフトしている」ということである。

これがどういうことかというと、私は次のことが現実味を持てなかったのである。
それは10年後なくなる仕事は何かという記事などで、理由として「単純な労働はロボットで代替される」や「パターン学習のできるものはディープラーニングしたAIによって代替される」と言われていることである。

それがこの本を読んだことで腑に落ちた。

物事は必然性があるから変わるのであって、単に人間に近いAIができたところでなぜ代替するかピンと来なかった。
それは人間とAIの一対一な比較をしているだけであって、別に代替する先がAIである必要はない。

そうでなく”より効率の良い方法”でやれる側にシフトするだけである。

産業革命の時に、分業化することで効率が上がったし、
パソコンを使うことで紙での管理より効率が上がったし、
インターネット時代だと直接見に行かなくても良いように効率が上がったし、
AIの到来も同じように効率性から考えると
例えば弁護士や医者すらも膨大な資料を読むので、AIが学習して判断した方が速く正しいのならAIに代替される。それだけのことである。

だからAIに代替されないようにするには、より創造性のある仕事を・・ってなんのこっちゃって思ってたのがすっきりした。

さて、ここまでは私の思考の話になってしまったので、ちゃんとレビューすると

この本はまず効率性についての説明が具体例を交えて面白い
・なぜUberやAirbnbが流行るのか(それは空き時間を利用できるから)
・学校教育は効率性が最悪(できる生徒とできない生徒のどちらにとってもレベルが相応しくない)
・グローバル企業が税金を安く収めようとしている(国より効率よくお金を使えると自負しているため)
・将来的にベーシックインカムを導入したほうがまだ良い(効率の悪い人が働くと逆にマイナス利益だから)

これらを一通り読むと、

”効率性”のビジュアライゼーションがされたようで本題に入りやすくなる。

それからは自分たちの仕事や家事の日常生活をいかに効率化していくか、それによって好きな時間を過ごしていけるようにずらずら書いてある。

一つ抜粋すると”何でもできることを是としないこと”が印象に残った。

例えば「料理のできる人」「片付けのできる人」「仕事のできる人」のそれぞれを見ると、仕事も家事も両立、育児もできて弁当もちゃんとするとすべてやらなきゃと思っちゃうが、できないことは外注するか省略するか何か工夫すればよいと書かれている。

私もこれを読むまでは何となく全部自分でやった方が、特に保育に関しては子供への影響も考えた場合良いと思っていたが、それでは家庭がうまく回らないだろうと分かった。

それ以外には、仕事の効率化の意識をとことん説明している章があり、
自分の仕事に対する意識を変えないといけないと思わせられた。

あとは、とりあえずスマホゲームのやる気が怖ろしく削がれた。
これをしている間にどれだけ他のことがやることで人生を効率よくやれるかと思うと。

総じて、ネタが多く書かれているので、読者それぞれに訴える点のある本だったのでとても良い本であった。

自分の時間を取り戻そう

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